2019年9月16日の祝日に中山競馬場でセントライト記念が行われます。
セントライト記念といえば菊花賞を目指す馬や、その他の路線を目指す馬が出走するレースとして知られています。
春シーズンクラシック路線で戦った馬に加え、春や夏の間に力をつけた上がり馬が台頭することもあります。
どうしても神戸新聞杯に比べると地味な印象がありますが、過去にはキタサンブラックやイスラボニータ、フェノーメノ、ナカヤマフェスタなども制しています。
残念ながら菊花賞に結びつくイメージはあまりありませんが、キタサンブラックがセントライト記念の次走に選んだ菊花賞を見事制しています。
今年もキタサンブラックのような歴史的名馬となるような馬が出走してくれると嬉しいですね。

セントライト記念は2014年に関しては従来の中山競馬場ではなく、新潟競馬場で行われているので、今回の過去10年のデータには新潟競馬場の分は含めていません。

2019セントライト記念の出走予定馬・AI予想システムによる各出走馬の能力指数

 

馬名 AI指数 AI指数順位
1 1   ザダル  86.4 3
1 2   サトノルークス  83.6 10
2 3   マテリアルワールド  81.2 15
2 4   ミューチャリー  80.2 17
3 5   シークレットラン  80.8 16
3 6   モズベッロ  84.2 8
4 7   オセアグレイト  84.5 7
4 8   リオンリオン  86.8 1
5 9   エングレーバー  85.3 4
5 10   サトノラディウス  84.0 9
6 11   メイショウテンゲン  81.7 14
6 12   ニシノデイジー  84.8 6
7 13   エターナルヴィテス  82.9 11
7 14   アトミックフォース  82.0 13
7 15   タガノディアマンテ  82.2 12
8 16   ルヴォルグ  86.7 2
8 17   ナイママ  79.7 18
8 18   ランフォザローゼス  84.9 5

 

セントライト記念の過去9年分の詳細データとそれに基づいた重要点

枠番別集計

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 0- 2- 1-10/13 0.0% 15.4% 23.1% 0 113
2枠 1- 0- 3-13/17 5.9% 5.9% 23.5% 36 99
3枠 2- 1- 0-14/17 11.8% 17.6% 17.6% 78 68
4枠 1- 1- 0-15/17 5.9% 11.8% 11.8% 8 12
5枠 0- 1- 1-16/18 0.0% 5.6% 11.1% 0 30
6枠 2- 1- 0-15/18 11.1% 16.7% 16.7% 132 47
7枠 2- 1- 3-14/20 10.0% 15.0% 30.0% 94 83
8枠 1- 2- 1-17/21 4.8% 14.3% 19.0% 20 38

内枠と外枠を比較すると、ほぼ同じような成績を残しています。
若干外枠の方が有利にも見えますが、1枠は複勝回収値が113とトップの数字を残しているので、やはり枠による差はそれほどないのでしょう。

ちなみに2勝を挙げている枠は、3枠、6枠、7枠で、複勝率が最も高いのは7枠です。
ですが7枠は単勝回収値・複勝回収値両方とも100を下回り、6枠は単勝回収値のみ100オーバーです。

枠による有利不利の差はそれほどない

種牡馬別集計

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ステイゴールド 3- 0- 1- 6/10 30.0% 30.0% 40.0% 281 164
ディープインパクト 1- 3- 2-20/26 3.8% 15.4% 23.1% 5 36
スクリーンヒーロー 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 100.0% 365 510
アグネスタキオン 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0% 160 47
シンボリクリスエス 1- 0- 0- 8/ 9 11.1% 11.1% 11.1% 68 25
ブラックタイド 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 625 225
トーセンホマレボシ 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 610 150

実際に勝利を収めている産駒を送り出している種牡馬だけをピックアップしています。
ステイゴールドが過去9回中3勝を挙げていて、脅威の勝率を誇ります。
単勝回収値は281、複勝回収値は164なので、2019年もステイゴールド産駒がいれば要注目です。

ディープインパクト産駒は逆にかなり悪い成績で、26頭が出走していて、勝利馬は1頭だけ。
単勝回収値は5、複勝回収値は36というのは驚くほどの相性の悪さです。

その他スクリーンヒーローは2頭が出走し1着と2着なので、もしかしするとステイゴールド以上のセントライト記念との相性を誇るかもしれません。

ステイゴールド産駒の勝率が素晴らしい
単勝回収値:281 複勝回収値:164

脚質別集計

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 0- 2- 0- 7/ 9 0.0% 22.2% 22.2% 0 116
平地・先行 4- 2- 2- 22/ 30 13.3% 20.0% 26.7% 87 51
平地・中団 4- 5- 5- 51/ 65 6.2% 13.8% 21.5% 62 77
平地・後方 0- 0- 2- 34/ 36 0.0% 0.0% 5.6% 0 18
平地・マクリ 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 140 110

脚質別の成績を見てみると、逃げ馬の成績は良くありません。
ただし2着には2度入っており、複勝回収値は116を記録しています。

最も期待できるのは先行ですが、それでも単勝回収値と複勝回収値は特に大きく及びません。
唯一単勝回収値と複勝回収値が100を超えているのはまくりですけれど、今回あげた9年間で一度しか例がないので当てにはなりません。

ちなみに上がり3ハロンが1位の馬の成績は素晴らしく、単勝回収値が324、複勝回収値が124です。
勝率が36.4%、複勝率は54.5%なので、速い上がりを使うことができそうな馬を軸としたいです。

先行脚質がまずまずの成績だが、複勝回収値は逃げ馬が圧倒的に良い
上がり3ハロンを最速で使える馬は軸として最適

人気別集計

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 2- 2- 1- 4/ 9 22.2% 44.4% 55.6% 37 67
2番人気 2- 1- 1- 5/ 9 22.2% 33.3% 44.4% 115 72
3番人気 1- 2- 2- 4/ 9 11.1% 33.3% 55.6% 68 103
4番人気 2- 1- 1- 5/ 9 22.2% 33.3% 44.4% 152 110
5番人気 0- 1- 0- 8/ 9 0.0% 11.1% 11.1% 0 28
6番人気 2- 0- 2- 5/ 9 22.2% 22.2% 44.4% 381 167
7番人気 0- 0- 1- 8/ 9 0.0% 0.0% 11.1% 0 66
8番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
9番人気 0- 1- 0- 8/ 9 0.0% 11.1% 11.1% 0 91
10番人気 0- 0- 1- 8/ 9 0.0% 0.0% 11.1% 0 102
11番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
12番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
13番人気 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
14番人気 0- 1- 0- 7/ 8 0.0% 12.5% 12.5% 0 142
15番人気 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
17番人気 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
18番人気 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

1番人気~6番人気の馬がすべて勝利しており、単勝回収値と複勝回収値は4番人気と6番人気の馬が両方とも100を超えています。
単勝回収値のみが100を超えているのは2番人気で、3番人気の馬は複勝回収値が100オーバーです。

人気薄の馬が馬券圏内に来ることは皆無ではありませんが少なく、やはり人気馬を中心に購入するべきでしょう。

1番人気~6番人気人気馬を中心視すべき
人気薄の馬はあまり来ない

2019セントライト記念 ピックアップ注目馬

エングレーバー
やはりこのレースは夏場に使われた上り馬を中心に組み立てるべきでしょう。
特に注目なのがエングレーバーです。

前走の2勝クラスの宮崎特別は僅差の2着に敗れましたが、その際の優勝馬はその後小倉日経OPで2着に入ったハイヒールです。
エングレーバー自信、春はプリンシパルSで2着に入るなど力を見せていましたが、夏を越してより力を増している印象です。

オセアグレイトも気にはなりましたが、距離的な不安と騎手のレベルの問題もあり、エングレーバーとしました。

しかし実績馬のリオンリオン、ランフォザローゼス、ルヴォルグは買い目に入れたいです。