
世界最高峰のレースとして知られる「凱旋門賞」。
日本の競馬ファンであれば誰しもが知っていると言っても過言ではないほどのGIレースです。
これまでにたくさんの日本馬が出走し夢破れてきましたが、悲願を果たすべくここ最近は毎年のように出走しています。
もちろん2019年の凱旋門賞も、日本馬が複数頭出走を表明しています。
この記事では、2019凱旋門賞の話題だけでなく、過去の日本馬の挑戦履歴、海外馬の詳細など様々紹介していきます。
2019年・凱旋門賞の出走馬
ゲート 番 |
馬番 | 馬名 | 騎手 | AI能力指数 | AI順位 |
5 | 1 | フレンチキング | ペリエ | 96.2 | 11 |
3 | 2 | ヴァルトガイスト | ブドー | 115.0 | 4 |
12 | 3 | ガイヤース | ビュイッ | 100.0 | 9 |
7 | 4 | キセキ | スミヨン | 106.2 | 8 |
4 | 5 | ブラストワンピース | 川田将雅 | 113.8 | 5 |
2 | 6 | フィエールマン | ルメール | 109.3 | 7 |
11 | 7 | ナガノゴールド | バルザロ | 94.2 | 12 |
9 | 8 | エネイブル | デットー | 125.3 | 1 |
8 | 9 | マジカル | Dオブラ | 115.2 | 3 |
10 | 10 | ジャパン | ムーア | 119.7 | 2 |
6 | 11 | ソフトライト | 武豊 | 99.1 | 10 |
1 | 12 | ソットサス | Cデムー | 109.9 | 6 |
2019年・凱旋門賞の3連単予想
◎ジャパン
〇エネイブル
▲マジカル
△ヴァルトガイスト
▽ブラストワンピース
馬券は3連単で、「◎〇-◎〇▲△-◎〇▲△▽」
2019年・凱旋門賞の詳細
日付:10月6日(日曜)23時5分(日本時間)発走予定
開催競馬場:パリロンシャン競馬場(フランス)
コース・距離:芝2400m
JRA馬券販売:あり(発走予定時刻の2分前まで購入可)
※具体的な発売方法は、インターネット投票・UMACA投票(競馬場orウインズ)
詳細⇒JRA公式サイト
現時点での見解
やはりエネイブルは単勝1倍台の圧倒的な1番人気で、日本で販売される馬券でも同様でしょう。
1倍台前半になる可能性もありますが、過去の戦績を見ていると納得です。
2019年の凱旋門賞には日本から、フィエールマン、キセキ、ブラストワンピースが出走します。
一時期ロジャーバローズやサートゥルナーリア、アーモンドアイの出走も予定されていましたが結果的に出走しません。
フィエールマンをはじめとした日本馬以外にも、日本人競馬ファンが注目したい馬がいます。
それはアイルランド所属のブルームです。
ブルームは現時点でGI勝利の実績はありませんが、G3を2勝、そしてイギリスダービーでは4着に入っています。
何よりも管理しているのが世界的な名調教師のA.オブライエン師なので、このコンビでの参戦は見ものです。
ブルームへの武豊騎手の騎乗が決まった理由は、先日この馬の所有権を日本人馬主のキーファーズが購入することになったからです。
キーファーズの松島正昭氏の夢が、「武豊騎手に騎乗してもらい凱旋門賞を勝つ」というものですから、もしかすると今年夢が叶うかもしれません。
現時点で凱旋門賞の予想を行うことは難しいですが、もし予想するならば、3連単の1着部分には「エネイブル・ジャパン」を指名します。
もしここを勝てば前人未到の凱旋門賞3連覇を成し遂げるエネイブルは確かに歴史的な強さを見せますが、新進気鋭で勢いに乗るジャパンも非常に怖い存在です。
3歳馬なので軽い斤量で挑戦できるという点も魅力です。
凱旋門賞に挑戦した日本馬たち
かなり昔から日本のホースマンにとって凱旋門賞は憧れの存在でした。
近年はほぼ毎年のように出走していますが、一昔前は数年に一度、もっと昔は本当に稀に出走するという程度でした。
なぜここまで日本のホースマンや競馬ファンが凱旋門賞にこだわるのか。
それは凱旋門賞が世界最高峰のレースであるからにほかなりませんが、その他にも何らかの魅力があるのでしょう。
ここでは過去に凱旋門賞にチャレンジした日本馬について紹介していきます。
馬名 | 着順 | 年 |
---|---|---|
スピードシンボリ | 着外 | 1969年 |
メジロムサシ | 18着 | 1972年 |
シリウスシンボリ | 14着 | 1986年 |
エルコンドルパサー | 2着 | 1999年 |
マンハッタンカフェ | 13着 | 2002年 |
タップダンスシチー | 17着 | 2004年 |
ディープインパクト | 失格 | 2006年 |
メイショウサムソン | 10着 | 2008年 |
ヴィクトワールピサ | 7着 | 2010年 |
ナカヤマフェスタ | 2・11着 | 2010・2011年 |
ヒルノダムール | 10着 | 2011年 |
アヴェンティーノ | 12着 | 2012年 |
オルフェーヴル | 2・2着 | 2012・2013年 |
キズナ | 4着 | 2013年 |
ゴールドシップ | 14着 | 2014年 |
ジャスタウェイ | 8着 | 2014年 |
ハープスター | 6着 | 2014年 |
マカヒキ | 14着 | 2016年 |
サトノノブレス | 16着 | 2017年 |
サトノダイヤモンド | 15着 | 2017年 |
初めて日本の馬が凱旋門賞に挑戦したのは1969年のことで、スピードシンボリがチャレンジしました。
残念ながら着外に敗れてしまいましたが、その3年後にはメジロムサシが挑戦し18着に敗れています。
それから14年の期間が空き、ダービー馬のシリウスシンボリが出走するものの14着。
久しぶりの出走となった1999年のエルコンドルパサーが非常に惜しい2着に入ったこともあり、それ以降はコンスタントに日本から凱旋門賞に遠征するようになりました。
これまでの最高着順はエルコンドルパサー・ナカヤマフェスタ・オルフェーヴル×2回の合計3頭。
トップクラスの馬たちが挑戦しているにもかかわらず勝利できてないというのは、凱旋門賞というレースレベルの高さだけでなく、長距離輸送の影響や馬場の違いなども挙げられるでしょう。
近年こそ大敗続きですが、日本馬が海外のGIを勝利している現状を見ると、いつ凱旋門賞を勝ってもおかしくはない状態にあると思います。
国内馬券販売開始以降の凱旋門賞の結果・配当
日本での凱旋門賞の馬券販売は2016年にはじまり、2016年の凱旋門賞が記念すべきJRAが販売する初の海外レースの馬券となりました。
2016年
勝ち馬:ファウンド
単勝 780円
複勝 240円 860円 840円
馬連 13,800円
ワイド 2,550円 2,160円 9,060円
馬単 24,170円
三連複 55,290円
三連単 380,060円
2017年
勝ち馬:エネイブル
単勝 180円
複勝 120円 320円 260円
馬連 1,550円
ワイド 610円 410円 1,540円
馬単 1,900円
三連複 3,550円
三連単 10,600円
2017年
勝ち馬:エネイブル
単勝 170円
複勝 110円 180円 540円
馬連 590円
ワイド 310円 980円 1,930円
馬単 750円
三連複 5,050円
三連単 10,850円
凱旋門賞まとめ
長い歴史を有する凱旋門賞は世界中のホースマンの憧れでもあり、特に日本人の思いは強いです。
今年は3頭が出走を果たしますが、超強力なライバルも少なくありません。
初の制覇を成し遂げて、あっと言わせてほしいです。
予想情報や出走馬情報、AI能力指数順位などはレースが近づいたころに随時更新します。